| カテゴリ 古代

源義経と京姫ら偲び、川越・常楽寺に供養塔 来月19日除幕式(朝日新聞2006-10-25)

兄の源頼朝との不和から自害したとされる義経と正室・京姫らの供養塔が川越市上戸の常楽寺に完成し、来月19日に除幕式が行われる。正室は今の川越市を中心に勢力を振るった坂東武者・河越太郎重頼の娘で、非運の死から810年余後の里帰りとなる。

常楽寺の境内を含む一帯は、河越氏館跡として、国の史跡に指定されている。鎌倉幕府の正史とされる『吾妻鏡』には「頼朝の仰せにより重頼の息女が義経に嫁ぐ為に三十数名の家臣ともに上洛」という記述がある。

頼朝から疎まれた義経京姫は奥州・平泉に逃れる。しかし、文治5年(1189)、義経頼朝の圧力で藤原泰衡に襲われ、京姫を殺害して自害したとされる。

地元には非運の生涯を終えた京姫を供養する「京塚」があったが、宅地開発で潰されてしまった。昨年、NHKの大河ドラマ「義経」が放送され、京姫も地元で脚光を浴びた。今年が重頼没後820年ということもあり、檀家らから供養塔建立の話が持ち上がっていた。

供養塔は御影石造り。重頼を中心に、右に義経、左に京姫供養塔が並ぶ。19日午前10時から、同市上戸の日枝神社近くから常楽寺まで約700mを、重頼義経京姫に扮した人ら約150人らが歩く「里帰りお練り」がある。その後、境内で除幕式などがある。



義経の正室「京姫」 悲運の姫偲び供養塔 里帰り810年祭で除幕式(読売新聞2006-10-26)

常楽寺に建立された(左から)京姫、重頼、義経の供養塔

◇来月19日「河越館跡」内の常楽寺

平安後期に川越地方を治めた豪族・河越重頼の娘で、源義経の正室となった「京姫」を偲び、河越一族が住んでいた国指定史跡「河越館跡」内の常楽寺(川越市上戸)に、地元住民たちが京姫供養塔を建立した。11月19日には「義経正室里帰り810年祭」として、同寺と周辺で、供養塔の除幕式と京姫義経などに扮した仮装行列が行われる。

義経を巡る女性としては静御前が有名だが、鎌倉時代の史書『吾妻鏡』には、元暦元年(1184)、重頼源頼朝の命令で、娘を正室として義経に嫁がせたことが記されている。しかし、頼朝義経の不和により、重頼義経の縁者として所領を没収され、死罪となった。娘は、義経の逃避行に従い、文治5年(1189)に奥州平泉で、義経4歳の娘と共に22歳の生涯を閉じたとされる。

娘の名前は文献にも残っていないが、義経に嫁いで京都に行ったことから、地元では「京姫」として伝えられ、いつしか河越館跡近くの小高い塚を、その霊を弔った「京塚」と呼ぶようになった。その京塚も、30〜40年前に周辺の宅地開発で壊され、今では京姫の言い伝えを知る人も少なくなっていた。

昨年、NHK大河ドラマ「義経」が放送されたのを機に、上戸地区の住民たちが京姫供養塔の設置を立案し、寄付金集めや行政への設置許可の働きかけを行ってきた。約350万円をかけて京姫のほか、義経重頼供養塔も造り、1か所に並べて安置した。常楽寺の米山知行住職は「先人たちが悲運の姫に寄せた優しい心を引き継ぎ、姫の古里できちんと供養してあげたい」と話している。

11月19日には、午前10時に仮装行列が日枝神社(同市上戸)を出発し、常楽寺までの約700mを練り歩く。同10時半頃から式典が行われ、市文化財保護審議会の小泉功会長が「義経と河越氏の娘」について解説する。



源義経の正室、悲運の『京姫』 川越に里帰り(中日新聞2006-10-31)

平安末期、川越市一帯を治めていた豪族・河越重頼の娘で、源義経の正室となり悲運の生涯を辿った「京姫」の供養塔が今夏、河越氏の館跡にある常楽寺(同市上戸)に建てられた。同寺とその周辺で11月19日、「義経正室『京姫』里帰り810年祭」が開かれ、供養塔の除幕式などがある。

同市の資料などによると、河越氏秩父平氏の流れをくむが、後に源氏御家人となり、平氏討伐に参戦した。源頼朝河越重頼の娘京姫義経の正室に選び、京姫は17歳で京都の義経に嫁いだとされる。

その後、頼朝義経の仲違いで、京姫義経と共に奥州平泉へ。義経は自刃し、京姫4歳の娘と共に22歳の短い生涯を閉じたと云う。重頼所領を没収され、死罪になった。

同市上戸の入間川近くには嘗て、京姫を偲ぶ「京塚」があったが、宅地開発でなくなったという。そこで、地元住民は「先人たちが悲運の京姫に寄せた優しい心を引き継ぎ、後世に伝えよう」と供養塔建立を計画。京姫重頼義経供養塔が建てられた。

「義経正室『京姫』里帰り810年祭」は午前10時から。常楽寺と周辺で、京姫重頼義経らに扮したお練りがあり、供養塔の除幕式などが行われる。また市文化財保護審議会の小泉功会長が講演する。

posted by 御堂 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 古代
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。