国内の公害事件の原点とされる足尾鉱毒問題に生涯を捧げた田中正造。その功績などをまとめたかるたを、館林市の特定非営利活動法人(NPO法人)「足尾鉱毒事件田中正造記念館」が作製した。広瀬武理事長は「かるたを通して鉱毒問題を子どもたちに学んでもらいたい」と話している。
かるたの読み札は、広瀬理事長らが考え、同法人会員の明和町明和東小、坂村好広教諭=埼玉県春日部市=が、絵札のイラストを担当。7月中旬から準備に入り、半月ほどで完成にこぎ着けた。
「いのちかけ正造は天皇に直訴した」「生まれても乳が足らずに育ちかね」。田中正造の功績や事件の悲惨さを分かりやすくまとめた。「平和 環境 人権」。事件を教訓に、後世の人に守ってもらいたい、とのメッセージも込めたという。
かるたは3000部作製。館林市足次町の保育園跡で10月1日、同法人運営の「足尾鉱毒事件田中正造記念館」が開館するのに合わせて、運営に携わる協力者に配布する予定。今冬にも館林市や邑楽郡の小中学校に寄贈も検討している。広瀬理事長は「将来的には(栃木県など他の鉱毒被害地などに)幅広く普及させたい」と話している。
記念館は、僅か12坪のスペースながら、事件当時の写真など関係資料を充実させ、開館後は、学識者による講演会や正造に因んだドキュメンタリー映画の公開などを予定している。
→(参考)渡良瀬川研究会編『田中正造と足尾鉱毒事件研究』
「田中正造かるた」好評です 鉱毒事件や功績紹介(読売新聞2006-10-24)
足尾鉱毒事件に生涯をかけて取り組んだ明治の政治家・田中正造を顕彰するNPO法人「足尾鉱毒事件田中正造記念館」(館林市足次町)が、鉱毒事件や正造を題材に制作した「足尾鉱毒事件田中正造かるた」が好評だ。今月1日の同記念館開館以来、活動資金提供者らに約350セットが配布されたほか、問い合わせも相次いでおり、同NPOでは今後、普及に力を入れていく考えだ。
かるたは1枚縦9p、横5・5pの大きさで、44組の読み札と絵札で1セット。読み札は、渡良瀬川研究会代表幹事の布川了さんら同NPOの会員10人が文案を考え、絵札は会員で明和町立明和東小の坂村好広教諭が描いた水彩画を縮小した。
「あ」は「足尾に緑を渡良瀬に清流を」で、「い」は「いのちかけ正造は天皇に直訴した」。「ち」は「血に染まるシャツが証拠の川俣事件」など、鉱毒事件の概要や正造の功績が分かりやすく紹介されている。
布川さんの解説文付きで3000部制作され、記念館の活動資金として1000円以上を寄付してくれた来館者らに配布しているが、口コミで人気が広まり、県立自然史博物館(富岡市)や豊橋市自然史博物館(愛知県豊橋市)など県内外の施設や団体などから入手方法や内容についての問い合わせが相次いでいるという。
同NPOでは、かるたを館林市や近隣自治体の小中学校にも寄贈することにしており、広瀬武理事長は「今月末までに500部の配布が予想されるなど反響は良い。今後は、かるた大会を開いてもらうなどして普及させていきたい」と話している。
ドキュメンタリー映画「赤貧洗うがごときー田中正造と野に叫ぶ人々―」の公式ブログ管理人のshozoと申します。
NPO法人「足尾鉱毒事件田中正造記念館」に関する記事をトラックバックさせていただきました。
田中正造の映画が作られていたのは初耳でしたので、有り難い情報です。
詳しい情報などを覗きに貴ブログへ伺わせて頂きますね。
前橋市での上映会が決まりました。
宣伝に利用させていただき、恐縮ですがトラックバックさせていただきました。
映画「赤貧洗うがごとき―田中正造と野に叫ぶ人々―」の盛り上がりはすごいようですね。
こういった映画はドンドン広めていきたいので、大いに利用なさって構いませんよ!
僕も早く目の当たりにしたい!そんな気持ちで一杯です。
「臨時ニュース」です。
「赤貧洗うがごとき」池田監督が独自のブログを立ち上げました。
池田監督の「上映つれづれ」ブログ(仮称)
だそうです。
上映会の感想や裏話?その他「映画」に関する話がいろいろ飛び出しそうです。
今のところ「試運転」でこれからレイアウトなど研究されながら充実したブログを目指されているようです。
「コメント」で直接監督に質問もできるかもしれません。
「赤貧洗うがごとき」ブログもうかうかしていられません。
でも、『池田監督の「上映つれづれ」ブログ』のURL教えちゃいます。
http://sekihin-arau.at.webry.info/
以上で「臨時ニュース」終わりです。
情報ありがとうございます。ますますもって、映画「赤貧洗うがごとき」や田中正造のこと、足尾鉱毒事件のことへの認知度が広がるといいですね!